アドルノ/ホルクハイマーの問題圏(コンテクスト):同一性批判の哲学

著者 :
  • 勁草書房 (2000年5月1日発売)
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感想 : 2
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アドルノ・ホルクハイマーの哲学を全てなぞることを期待していた場合、到底納得のいく著作ではないだろう。あくまで彼らは議論の土台であり、ここでなされているのは、その「問題圏」を再び現代において掘り返す試みである。
また著者自身が書くなかで、自分の哲学のスタンスを問いたださずにはいられないさまが、特に最後の章からひしひしと伝わってくる。

哲学の書ではなく、哲学をするための書だといえるのかもしれない。専門性はやや高いが、膝を付き合わせればどんな人でも読める内容のはずだ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 哲学
感想投稿日 : 2011年11月8日
読了日 : 2011年11月8日
本棚登録日 : 2011年11月8日

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