回想や想像のシーンが多く、いまひとつ物語が展開している感がなかったなー、とは思いながらも、映画ってこれでもいいのかもなんて考えた。とかく、最近の映画が複雑すぎるのではないかと。その意味では、本作は「伝えたいこと」が明確であり、余計な要素がほとんど含まれていない。全てが「伝えたいこと」のために用意されたシーンであった。
それに現在の感覚からすると、映画というよりはドラマの第2話を観ているようなあっさりとした感覚を覚える。でも、映画館で見るのならまだしも、家でDVDを見るということであれば、こちらの方がホッとするという事実もあるはずだ。
前作が良くできすぎていた、というのが本作にとっては敗因となろう。あるいは、あまりにも「続編」であることが意識されすぎたのが敗因なのか。いずれにせよ、これ単品ではあまり破壊力を感じない。間違いなく面白い映画ではあるんだけれど。
【原題】Look Who's Talking Too
【監督】エイミー・ヘッカリング
【出演】カースティ・アレイ、ジョン・トラボルタ、ブルース・ウィリス(声) 他
【制作国】アメリカ
【公開年】1990年
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2012年3月31日
- 読了日 : 2012年3月31日
- 本棚登録日 : 2012年3月31日
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