東京カラス (2) (サンデーGXコミックス)

著者 :
  • 小学館 (2013年6月19日発売)
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本棚登録 : 128
感想 : 4
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 現代に蔓延る都市伝説をバタバタしながら解決する大島田満子率いる都市伝説研究会の面々。今巻は新キャラと満子と巴の過去も少し明かされたりしました。

 貧乳VS巨乳。貧しい者は心も荒むと言わんばかりに満子は今回も宮下先生お得意の万年生理不順っぷりを見せつけます。それに対するはプロモーション抜群、性格も良しと満子の下僕である滝川も認めるヒロイン性を持っているクリスティーヌ春子。やっぱ貧乳と闘うのは巨乳と相場は決まっているんですうん。圧倒的に春子優位ですが、、生理不順キャラは弱みを見せるときは最萌ですから、満子の巴との過去で何があったのか知った時良い赤面顔見せてくれそうで楽しみです。

 そこはかとなくリアルに。都市伝説は数多ありますが、その都市伝説が生きていたとして習性はどのようなものなのか、今巻ではそれが現実となっています。鳥人間井黒巴の生活っぷりはまさにカラスそのもの。メシの取り方から排泄の仕方まで鳥と妙にリアルに描写します。人外は人外でも都合のいい人間にしないのが面白いです。天狗とかカラス擬人化は頭のいい描写にする作品が多い中、バカ鳥のままにしとくのは個人的に嬉しい。

 人面瘡やテケテケの話みたいなバカしながら本筋を少し絡めていく今作品の進みようには大変満足しています。滝川がなぜ人面犬になったのかという話もいつやってくれるのか楽しみだな。あと生理不順キャラという定義付けはセクハラに当たるかどうかだな。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2013年6月24日
読了日 : 2013年6月24日
本棚登録日 : 2013年6月24日

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