このゆびとまれ(1) (ニチブンコミックス)

著者 :
  • 日本文芸社 (2013年7月29日発売)
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本棚登録 : 154
感想 : 7
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 大澄先生久しぶりの単行本ということで購入。いろんな意味を含んで主人公藤江恵那に相応しいセリフがある「恐ろしい子っ・・・!」だ。

 プロの子役。主人公の藤江恵那は普通の子供でもなく、平凡な子役でもない。プロの子役です。自分に求められていることに全力で応え、最大級の仕事を発揮する。しっかり仕事をこなすだけではなく、性格も表裏激しい芸能人らしい芸能人っぷり。マネージャーに強く当たりもすればライバルの子役を威圧もする。しかし、そんな子でもETPや心象風景でコンパクトにポケモンゲットだぜ感覚で芸能人を収納するなど子供らしさを保っているのも可愛らしいところ。この表裏激しい芸能人と子供らしさがギャップを生んでいて大変可愛らしく映ります。現実の子役がこうだったら少しイヤですけどね。

 恵那ちゃんとマネージャー田代の絡みもなかなかおもしろく、融通がきかない動物との絡みやいじりがいのないマネージャーへの苛立ちなどバリエーション豊かな話があって飽きさせません。見る人によっちゃ小生意気な印象を受けるかもしれませんが、そこは子供なのでご愛嬌ですね。この子役漫画をどう続けていくか、結構楽しみに毎月読んでいるので是非連載続いて欲しいなぁ。芳文社、ニチブンあたりは単行本売上命だと思うから是非売れますように。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2013年8月2日
読了日 : 2013年8月2日
本棚登録日 : 2013年8月2日

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