自衛隊救援活動日誌  東北地方太平洋地震の現場から

著者 :
  • 扶桑社 (2011年7月6日発売)
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本棚登録 : 167
感想 : 29
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防衛省内局と部隊との橋渡し役として、東日本大震災の自衛隊の救援活動の現場に立ちあった防衛官僚の日誌。
自衛官の震災での活躍を描く本は幾つかあるけど、防衛事務官から見た、震災時の被災地や自衛隊の行政的な動きや問題点みたいなのがみえてくるのが良かった。
不謹慎ではないユーモアが散りばめられてたり、率直な思いとかが綴られていて、人間味があるのがよい。あとは指揮をとる将官を真近で観察しての、名将とは、みたいなのも面白かった。
行政官として、自衛隊員として、そして父親として、一人の人間があの震災を見つめた記録。誰が読んでも、何かしら得るものがある本だと思った。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2015年10月31日
読了日 : 2015年10月31日
本棚登録日 : 2014年5月5日

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