オスカー・ワイルドの生涯: 愛と美の殉教者 (NHKブックス 873)

著者 :
  • NHK出版 (1999年11月1日発売)
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19世紀後半に生きた有名な戯曲家。
アイルランド生まれ。最初に生まれたのが男の子ので母親はオスカーワイルドを妊娠した時、女の子だったらと願っていたようだ。そのため5歳になるまで女の子のドレスを着せられて大きくなる。
そのせいかどうかはわからないが、結婚した後同性愛に目覚めてしまい、そのことで裁判沙汰になり、名声を得ていたのにイギリスをさて、パリの安宿で46歳の若さで死んでしまう。
オスカーはセレブだったので絶頂期には王室のファミリーや著名な人々との付き合いもあった。書いた戯曲は大ヒットし、たくさんのお金も得た。
ところがオスカーはお金があってもすぐ使ってしまい借金をしても返さない。これを読んで野口英世に似てるなと思った。
2人の共通点は、天才、借金、浪費、名声、早世である。
オスカーの思想、生き方、美意識は少し時代の先取りをし過ぎた。死後100年経ってロンドンのトラファルガー広場に銅像が建てられた。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2013年5月10日
読了日 : 2013年5月10日
本棚登録日 : 2013年5月10日

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