古都・京都を舞台にある男子中学生の日常を切り取った作品。
紡がれる歴史、文化、想い。
町を取り囲む自然。
変わりなくすぎてゆく時間。
思春期のいち瞬間のゆらめき。
そのすべてがあいまって醸し出す余韻は、心のひだに沁みわたり
自然とページをめくるスピードを遅らせる。
生かされている事、生きている事、そして生きていく事。
この事に心揺さぶられるのは幸せだし、これからもそうでありたいと思う。
是非とも、祇園の外れか花脊あたりで読みたくなるのだ。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
青春
- 感想投稿日 : 2012年1月23日
- 読了日 : 2012年1月22日
- 本棚登録日 : 2012年1月22日
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