仕事ができない(と思い込んでる)人のための仕事の進め方バイブルでないでしょうか。心から出会えてよかったです。家宝にします。
多くのビジネス本は仕事ができる人が書いているのだなと気づいた。これが出来れば苦労しないよ!みたいなことが多かったり、読んだ直後はデキる人間になったような気になるものの、実際はほとんど変わらなかったり。得られるものはゼロではないけど、千読んで一得られるみたいな感覚。仕事ができないからなんとかしようと藁にもすがる気持ちで手にするわけですが、非常に効率が悪い…それは、自分が知りたいのが、根本的な仕事の進め方だったのに、私が手を出していたのはもっと枝葉についての本だったのかも。
そもそも仕事で評価されることと、人間性やらその人の存在価値はイコールではないけれど、私のような人間はまたミスしてしまった→こんなこともできないなんてダメ人間→消えたい となりがち。それをこの本では冒頭で明確に切り分け、自分の人間性を変えるのではなく、やり方を変えることをすすめていて、これなら自分にもできそうと思える。そして実際出来る。
全体を通して事例もわかりやすい。優しい。出来る人向けのビジネス本はそもそも事例も鼻白むのであります。
若い頃から抱き続けていた違和感を最近もしやADHDなのかなあと自覚し始めたわけだけど、こういう本が出るということは、きっと総人口の2〜3割は私のような人、いるんじゃないでしょうか?
人には勧めにくい(あなた容量悪くて悩んでる?とは言えない)が、密かに仕事ができないと悩んでいる人には絶対読んで欲しい。
- 感想投稿日 : 2020年11月13日
- 読了日 : 2020年11月18日
- 本棚登録日 : 2020年11月12日
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