人の言葉を話すトラネコと、唯一の家族である祖父を亡くした高校生の夏木林太郎が本を守るために迷宮に挑むファンタジー。
林太郎の成長する姿を通して、本の持つ力や魅力が伝わってくる。そして心に響く言葉が溢れていた。
読書をはじめて触れる中で最近抱えていた悶々とした心を晴らし、名作に怖気付いていた気持ちをバッサリ切ってもらえた。
中でも最後の迷宮で、本は『人を思う心』を教えてくれるとの言葉は強く心に残る。
本は時に寄り添い、自分と向き合う時間をくれる。そこから一歩進める人でありたい。100冊目がこの本で良かった!
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2024年2月7日
- 読了日 : 2024年2月7日
- 本棚登録日 : 2024年1月28日
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