そして、君のいない九月がくる (メディアワークス文庫)

著者 :
  • KADOKAWA (2015年10月24日発売)
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本棚登録 : 1041
感想 : 41
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【どうかこの世界から消えたとしても、僕の傍にずっと居て】

友達の死から始まった少年少女達の苦い後悔の夏が始まる物語。

親友が居なくなって、哀しみに沈む彼女の元に現れた真夏が見せる白昼夢。
確かに死んだ彼と瓜二つの面影を持つ親友と共に恵太の足跡を辿っていく。
そして、仲間同士だったのにも関わらず、自分達は様々な感情を隠して付き合っていた事に気付く。
消えた恵太と共に歩き出す旅路。
秘め続けた罪悪の後悔は、彼の死を通して顕になる。

いくら悔いた所で取り戻す事など叶わないが、どうかこれからも美穂達の心の中で生き続けて欲しい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 青春
感想投稿日 : 2022年6月4日
読了日 : 2022年6月4日
本棚登録日 : 2022年6月4日

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