アメリカの分子統計学者と古生物学者の2名による共著。ビールが辿った歴史とビール産業の動向、そしてビールの原料や製法、五感に与える影響の科学的考察、といった内容。
歴史の章はとても興味深かったが、科学的考察の章は自分にとっては内容がむずかし過ぎて、ほとんどの部分を読み飛ばしてしまった。ビールの系統樹を作るという視点は面白いが、もう少しわかりやすい図解を加えてほしかった。
本作でも紹介されている通り、クラフトビールは世界的にブームを迎えており、手軽に様々な種類のビールが飲めるようになった。小規模ブルワリーに大手の資本が入り、価格が下がるのは良い事ではあるが、味の個性だけは失わないでほしいと思う。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
サイエンス
- 感想投稿日 : 2020年4月5日
- 読了日 : 2020年4月5日
- 本棚登録日 : 2020年2月1日
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