ただのSFとだけでは片付けられない、アクション、友情、人種問題、いろいろ織り込まれてる。物語は終始ドキュメンタリー風に進んでいくから、観終わってしばらくしても現実に起こったことのように感じちゃった。でもまあ、“エビ”はいなくても、メタ的に考えるとそういう状況はあるんだよなと。
普通に考えたら感情移入すべきなのは人間のヴィカスなのにあまりにクズすぎるし、他に出てくる主な人間っていったらクーバスだけど奴も奴で…。エイリアンが一番いい奴というのが皮肉。人間より身体能力めっちゃ高いのに銃を向けられるとすぐびびるところとか、すんごい無礼なことたくさんされてるのに、保証がないとはいえ3年後に必ず助けに来るとヴィカスに約束してくれるところとか(しかも彼なら本当に来てくれそう)、異種とはいえ、そういういい奴もいるよね。ちょっと考えさせられる話。
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- 感想投稿日 : 2013年8月15日
- 読了日 : 2013年8月14日
- 本棚登録日 : 2013年8月14日
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