犬部! ボクらのしっぽ戦記 1 (少年サンデーコミックス)

著者 :
  • 小学館 (2012年3月16日発売)
3.79
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本棚登録 : 90
感想 : 8
2

正直 微妙…

私は犬好きです。
ずっと飼ってました。
だから犬モノ創作は映画も含め、嫌いじゃ無いけど見たくない…
痛いのも哀しいのも死ぬのも冒険もイヤです。

けど、評価イイと気になるの…(--;)
しかもノンフィクションか~ と、
つい手を出してしまいましたが…

何処の評価見ても「犬好きさんは読んでみて!」的に
凄~くイイんだけど… 
ど…どう…? 
ホントにそうかなぁ???
私は色々気になってベタ褒め出来ません(‥;)

一匹でも多く救いたい。
その気持ちには賛同。
活動もホントに素晴らしいって思う。
ソレを行動に起こせたのは凄い。

でも、
土足でどうぞって この部屋、賃貸じゃないの??とか
住宅街で随時10頭以上って、
音とか匂いとか どうなんですか??とか
なんか 凄く回りに迷惑掛けてませんか?とか。
「でも必要な事だから!」的な主人公のセリフに、
え~ 他人はそう言ってもいいけど、
当事者達はそんな言葉で逃げちゃダメじゃね?
常に気にしておかなきゃならない点じゃないの??…とか。
そんな気になる近隣問題は
「隣に住む、ちょっとコ煩いけど理解のある可愛い同級生♪」で
終りみたいな感じだし。
小さく見ても半径10mの近隣は
ナンかしら迷惑被ってると思いますが…


確実に登場人物達のキャパを越えてます。
一般社会的にそれを「無責任」と言うのでは…
何故 その活動を誰もがやらないのか
と、言われたら
「責任が取れないから」だと思うんだけど。

回りに全く迷惑掛けない生き方なんて出来ないけど、
自分と、この子の分だけは何とか責任取ろう!と言う覚悟で 
ペットって飼うものだと思う。
ソレが出来ない人達のフォローで活動する犬部。
だけど、ちょっと同じ括りに入ってるよ~にも見えます。

私の友人で、このマンガで言うとこの「出会っちゃう人」が
本当にいます。
捨て犬だったり捨て猫だったり売れ残りだったり。
いつだって悩んで悩んで飼うことを決めてます。
時間とお金と家族の協力と、
命に対する責任と、人のいる場で飼う常識と。
ホントに簡単な事じゃないなって 心底思います。
だから このマンガ ちょっとムカツく(笑)
考え、浅くない?


「今救える命もこれから救える命も救いたい」
理想は美しい。
しかし、金も稼げない 税金も払ってない 
自分の責任すらまだちゃんと取れない
体力以外はナンにも無い。
でも言い訳だけはそれなりに言っちゃう。 
…どうなのかなぁ???
やるな。とは言わないけど、
イロイロと間違えてる気がしてならない。
それは自分がその行動に出れない私の
ヤッカミかもしれないけど(T_T)


まだ1巻でノンフィクションだから 
今後それらの気になる点についてもナニかあるのかも?
無いかも???


…と、書いてからアマゾンで、このマンガの原作に当たる「犬部」に
犬部も犬部の創設者も実際に知っていますと言う方の
評価が載ってました。
…だよねぇって内容でした…。


もういっそフィクションで、
野中の1軒屋で金持ちで犬でも猫でも人間でも
いくらでも面倒見れちゃうよ~っ!てドリームでご都合な話か、
「動物のお医者さん」みたく
大学でそこら辺にフリーダムにペットがいる。的な話の方がいっそ良かったなぁ…

とにかく ダメっす。
楽しめなかったです。
ショッパイ評価でごめんなさい…

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 購入して読んだ本
感想投稿日 : 2013年9月11日
読了日 : -
本棚登録日 : 2013年8月26日

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