「倦怠期の夫婦」「夫の不倫」という、小津作品としては異色の設定。主人公は、戦争で生き残り、サラリーマンとして淡々と生きる男性。幼くして子供を亡くし、夫婦関係も冷め切り、人生をどこか諦めている雰囲気が悲しすぎる分、希望的なラストで良かった。岸恵子さん演じる自由奔放な不倫相手の女性よりも、淡島千景さん演じる夫を待つ妻の方に感情移入したのでなおさらでした。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
映画
- 感想投稿日 : 2013年8月21日
- 読了日 : 2013年8月15日
- 本棚登録日 : 2013年8月15日
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