ヴァイマルからナチズムへ: ドイツの経済と政治 1918-1945

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感想 : 1

 ナチ・ドイツの経済政策の、初期の「雇用創出期」と後期の「再軍備期」に二分する視座を否定し、ヒトラーの発言、「わが闘争」、及び経済的視点からナチ・ドイツの経済政策は当初から再軍備の為の一本の軸に貫き通されていた事を、各種の統計や表などを用いて説得力ある形で示した大変説得力のあるコンパクトだがこの時代に興味がある人は必読の好著。これを前にしては「ヒトラーはいい事もした」でお決まりの「アウトバーン、アウトバーン」が如何に稚拙な与太話であるか、議論の余地もない程である。ヒトラーは邪悪な意図で首尾一貫していたのだ。推薦図書。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 歴史系統
感想投稿日 : 2019年9月22日
読了日 : 2019年9月22日
本棚登録日 : 2019年7月14日

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