ギルバートと結婚したアンは、アボンリーを離れ、フォア・ウインズに見つけた「夢の家」で暮らしはじめる。おだやかな内海沿いに建つ家に訪ねて来る、人間味豊かな隣人たちとの、出会い、ふれあい、別れ。そして、やがておとずれる新しい命。魂の邂逅が、いっそうの愛情あふれる人生をかたちづくる。
小学生くらいの頃にシリーズを読んだときは1~3巻が心に強く残ったのですが、少し年を重ねたせいかこのギルバートと夫婦になってからの穏やかな日々に共感というか、平凡な日々のありがたさというかその中にも必ずある喜びや悲しみに感情移入して、とても楽しく読めました。レスリー、ジム船長、ミス・コーネリアというご近所さんが登場するのですが、みんな個性豊かで引き込まれます。ジム船長はアンたちの息子にも名前が受け継がれていますしね。ドーラにボーイフレンドか~~とアンと共に時の流れを実感。新たな家を見つけた一家のこれからが楽しみです。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
国内小説
- 感想投稿日 : 2014年3月24日
- 読了日 : 2014年3月24日
- 本棚登録日 : 2014年3月24日
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