極限脱出 9時間9人9の扉 オルタナ(上) (講談社BOX)

  • 講談社 (2010年2月2日発売)
3.33
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本棚登録 : 105
感想 : 14
3

 扉の外、ライアーゲームのようなハラハラドキドキ感があると言って差し支えない。

 物語自体は実に面白い。読書嫌いな人にお勧めする一作である。
 ただ、多くの本を読みこなしてきた読者からは少し苦言を呈されそうな本であるのも、また事実である。
 まず、謎のゲームに参加させられ、負ければ何かしらのペナルティーが待ち受けている、という設定は、昨今においてはありきたりとなってしまった点が挙げられる。つまり、オリジナリティーに欠けているのである。
 加えて、登場人物が冒頭から九人という大所帯なため、やや理解が遅くなる。
 上記の観点から、星三つとするが、仔細なことにこだわらなければ、星四つは確実だろう。

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2010年6月1日
本棚登録日 : 2010年6月1日

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