約30年ぶりに再読。
タイトルだけではどんな内容だったか思い出せなかったんですけど、最初の手紙を見た瞬間いろいろ蘇りました。あー、やった私これ。真似したわー小学生の時。
ある朝、玄関を出るまみこから「階段の3段目を見て」と言われたお母さん。言われた通りにすると、そこには赤いひもを結んだ小さな手紙が置いてあった。
「ケーキの箱をご覧なさい」「次は玄関の傘立てのなか」手紙に書かれた指示に従い、家中をどんどん探していくと――……。
まみこによる2重3重の仕掛けがもう、子ども心にカッコ良うてカッコ良うて。
初読時、今すぐ私もやってみたい!!!と思い立ったはいいものの、特に何かの記念日な訳じゃなし、気の利いたプレゼントがある訳でもなし。全く練られていない「○○を見て」「今度は○○へ」カードを隠すだけ隠してオチもない……みたいな、中途半端もいいところな結末で終わってしまった事を猛烈に思い出しました。うおー!!!恥ずかしい!!!
まみこほどスタイリッシュには決められないかもしれないけど、これ娘にやったら喜ぶんじゃないかなーと思いました(自分がされたら脱水症状起こすまで泣く自信があります)。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
├ 林明子
- 感想投稿日 : 2017年11月3日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2017年11月3日
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