戦争は女の顔をしていない 2 (単行本コミックス)

著者 :
制作 : スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ 
  • KADOKAWA (2020年12月26日発売)
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本棚登録 : 208
感想 : 16
4

丁度今のフィギュアスケートで話題になっている選手達の年齢だろうか。。

巻末扉のセリフが 内容を読む迄理解できなかった
「車輪の下でこういう死体の頭蓋骨が、折れる音が聞こえていた 骨の折れる音が 嬉しかったわ」

今回も巻末に速水氏の解説ページあり
独裁者による管理社会でありつつも女性の社会的地位向上など本音と建前 矛盾点があったそう
『ソ連史』(ちくま新書) 『スターリン』(中公新書)  

原作の中で割と共感できるエピソードが漫画化になっているように思う
(原作だと自分の兄が弾圧側パルチザン部隊になった話や 勲章も男性にとっては英雄であり理想の花婿となったが戦後の男性からの態度は。。とか)

捕虜の身内引き取りの話が悲しかった

日本でもアジアの島に遺された、遺骨の事は度々問題になっているが
本作で戦死者は基本
戦地でまとめて土葬との事で
戦死者の遺骨は今どうなっているのか気になった

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 2021年12月
感想投稿日 : 2021年12月19日
読了日 : 2021年12月19日
本棚登録日 : 2021年12月19日

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