正しい愛と理想の息子

著者 :
  • 光文社 (2018年11月20日発売)
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本棚登録 : 467
感想 : 75
3

30代のハセと沖の男性2人の話。
ハセを通して話が進んでいく。
ハセと沖は、偽物の宝石を女性に売る詐偽をしてる。
ただ、それがうまくいかなくなる。
今度は女性ではなく、お年寄りをターゲットにする。
詐偽を通して、いろいろなお年寄りと出会う。
医者を目指す孫のために金を貯める男性。
もこもこワンコの「わたあめ」を飼ってる女性。
そして、認知症になった沖の母。
いろいろなお年寄りと出会い、ハセの気持ちが
揺らいでいく話。

そんなにうまくいくーーー!?
というエンディングでしたが、理想ではあるかなー。
どんな環境で育って、悪事をしてても、
心のどこかに良心があってほしいなー
と思えた話でしたー。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ほっこり
感想投稿日 : 2023年4月24日
読了日 : 2023年4月24日
本棚登録日 : 2023年4月24日

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コメント 2件

shintak5555さんのコメント
2023/04/25

予定調和と言ってしまえばそれだけなんですが、寺地さんの作品はこうあって欲しいというところに着地してくれますよね。ほんわかします。

“こんなにうまく行くわけないし、根っからの悪人も多いで!ホンマに!知らんけど!”
とくだまきながらビール飲むのが楽しい。笑笑

ほくほくあーちゃんさんのコメント
2023/04/26

私、寺地はるなさんの作品が初めてだったんですー!!
どんな作風かもしらず、名前は知っていて、たまたま図書館で表紙のインパクトにやられて借りてしまいした。
「大人の男性が泣いてる!?」と表紙の絵から話の内容が気になり、借りてみました。
寺地さんの作品は、ほんわか系が多いのですね!!
納得です!!
他の作品も読んで、心がほんわかしたいですー。

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