3.11後の被災地に於ける有名建築家の方々の建築について調べる機会があり、その中の一つ、伊東さんの「みんなの家」に興味を持ち本書を読むことに。
多分3.11前から伊東さん自身、現代の建築のあり方についてモヤモヤされてたのが、3.11が起こってその疑念が確信に変わったんじゃ無いかなぁと本書を読んで思いました。
使う側とコミュニケーションを取りながら創る、確かに効率や利益だけ考えれば特に現代では難しく避けられがちな方法ですが、使う側に寄り添ったからこそ、伊東さんの「みんなの家」は結果被災地の方々に受け入れてもらえたんだなぁと思いました。
伊東さんの丁寧な性格がそうさせているのか、これ程有名な建築家の方が書かれた本なのに堅苦しくなくスラスラと読むことができました。注釈も沢山載せてくださってるので、建築の知識が乏しい私でも読みやすかったです。
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- 感想投稿日 : 2021年10月16日
- 読了日 : 2021年10月16日
- 本棚登録日 : 2021年7月20日
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