過去からの殺意 (集英社文庫)

  • 集英社 (2005年3月17日発売)
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本棚登録 : 22
感想 : 6
4

キャロル&トニーと同じ作者だったので。

冒頭、ただの遺体の発見者だと思って、幼なじみの大学生たちの仲の良さや、被害者の女性の命を救おうと必死な様子、冗談や悪ふざけではないと警官に必死に訴える姿に、ちょっと涙ぐみそうになった…気持ちを返してほしい。

全然、ただの発見者たちではなく、容疑者と疑われ、大学でも村でも酷い目にあい、宗教に目覚めたり、自殺騒ぎを起こして刑事を巻き込んでしまい、人生をひねってしまった主人公たちだった。

もちろん勝手に思い込んだだけだが、一瞬、映画のスタンド・バイ・ミーが脳裏をよぎったのは自分だけではないはず。

しかし、若者たちの姿からも目を離せなかったが、
25年後の再捜査開始後の動きからも目が離せない。
成長後の姿が見れたところは、スタンド・バイ・ミーより興味深かったし、面白かった。

トリック?としては単純なのかもしれないが、意外な息子も現れて、個人的にはミステリーとしても面白かった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ミステリー
感想投稿日 : 2018年6月21日
読了日 : 2018年6月17日
本棚登録日 : 2018年6月17日

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