書店猫ハムレットの跳躍 (創元推理文庫)

  • 東京創元社 (2015年8月29日発売)
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本棚登録 : 362
感想 : 34
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猫が出てくるので。

ニューヨーク、ブルックリンの書店を大叔母から相続したダーラ。
相続したのは書店だけでなく、スタッフも含まれていた。
元教授の店長ジェイムズと、喧嘩っ早い黒猫ハムレット。
お客のひとりで「いい感じ」になっている建築業者と、
改装中の建物に行くと彼の同僚の死体を発見してしまい…。

店の地下に住むのが元警官の探偵で、
元同僚の刑事が出入りするという設定が無理がなくて良いし、
ハムレットが気に入らない従業員候補を追っ払うところとか、
でも新しい従業員ロバートと仲良くなるところとか、
そのロバートの住まいを見つける話は微笑ましくて良い。

そして、
ニューヨークの裏庭のついたブラウンストーンの建物で、
経営しているのは書店、
お店の上に住んでいるとは本当にうらやましい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: コージー
感想投稿日 : 2021年4月11日
読了日 : 2021年4月8日
本棚登録日 : 2021年4月8日

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