COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2010年 10月号 [雑誌]

  • 2010年8月25日発売
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感想 : 22

クーリエジャポン10月号の特集は、世界の講師陣に学ぶ「世界一の集中講義」。以下印象的な箇所のレジュメ。

・生存本能ベースのモチベーション1.0から、信賞必罰、アメとムチのモチベーション2.0へ。そこからさらに、自律性、マスタリー(熟達)、目的に基づくモチベーション3.0へ。現代に必要なのは、クリエイティブな仕事、コンセプチュアルスキル(概念化能力)が必要な仕事。信賞必罰、報酬では、これらの仕事に対するモチベーションはあがらない。

・問題の原因探求よりも解決策の発見を重視すること。問題が起きている環境に存在する明るい材料、解決への糸口を重視する。問題の当事者に知識を講義しても、効果なし。自分たちで問題の起きている環境に存在する明るい材料を発見することで、解決の実践が生まれる。

・人は何もしないでいるより、忙しくしている方が幸福になる。理由のある行動をしている時に幸福を感じる。

・強いチームほど試合中のスキンシップが多い。スキンシップで幸福になる。

・IQ220の天才マルタ・エウヘニア。賢さの要素は、解決力、決断力、選択力。知能が高い人は、この3つのプロセスを短時間で、より効果的に実行できる。脳は1つのことに集中させ、心はストレスを感じずにリラックスした状態に持っていくとよい。

<巻末付録:現代を知るための新「世界の名著」BEST100から個人的に読みたいと思ったものをチョイス>
『ニッケル・アンド・ダイムド アメリカ下流社会の現実』
『アニマルスピリット』
『予想通りに不合理』
『魂を売らずに成功する』
『人類が知っていることすべての短い歴史』
『ハチはなぜ大量死したのか』
『10万年の世界経済史』
『一万年の進化爆発 文明が進化を加速した』

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 雑誌
感想投稿日 : 2010年8月29日
読了日 : 2010年8月29日
本棚登録日 : 2010年8月29日

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