弁護士でありながら、一時任官して裁判官の視点からも民事訴訟を経験した著者が、民事訴訟の手続きの流れについて、丁寧に解説した良書。
当事者の視点というよりは、完全に「代理人の視点」から書かれた本なので、法曹以外の関係者は、自分の頭の中である程度視点を変換しながら読む必要があるが、巻末の書式サンプルも含めて、情報量はかなり豊富で、実用書としては相当レベルが高い本だと思う。
ところどころで、裁判官としての経験を生かした「小ネタ」が織り交ざられているのも面白い。
若干読みづらいレイアウト等も含めて、よりグレードアップした改訂版を期待したい一冊である。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
法曹実務
- 感想投稿日 : 2014年9月14日
- 読了日 : 2014年9月14日
- 本棚登録日 : 2013年8月6日
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