上流工程で成功する人、つまずく人 (技評SE新書 18)

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制作 : 新書 
  • 技術評論社 (2009年1月24日発売)
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とても勉強になった。ソフトウェア開発を知らないエンドユーザーから要望を収集し、要求を仕様化することの難しさ。ただユーザーが言うことが正しいとばかりに「言われたまま作りました」ではお話にならない。決断力、問題発見力が必要で、ユーザーの希望があるからと言って全て受身で仕事をしている人を知的労働者とは呼ばない。ただの作業者である。また、急に召集される無駄な会議について、著者の意見は厳しい。会議にかかる時間とコストをちゃんと計算してみよ という。会議資料の配付等の事前準備、その後の議事録の作成、会議の時間、これを全て計算するととてつもない額になる。まさしく今日の会議そのもの!って思った。「いったい何年もいくらかけて、この会議開いてるんだよ!」って言いたくなる。えらい人が20人も出てるんだからすごい金額になるよね。で、実際何ができたんだろう??ホント不思議だよ。これを無駄と呼ばずに何と呼ぶのか?

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: しごと
感想投稿日 : 2009年9月30日
本棚登録日 : 2009年9月30日

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