お父さん、フランス外人部隊に入隊します。 (廣済堂文庫)

著者 :
  • 廣済堂出版 (2012年11月21日発売)
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感想 : 16
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愛媛の厳格で旧態依然とした家に生まれた長男、森本雄一郎が大学卒業間際に失踪。その一ヶ月後、両親が表題から始まる手紙を受け取った所から始まる、父と子の対話を描いたノンフィクション。
とにかく頑固な父と閉塞感のあるコミュニティの中で育った雄一郎。「自分の意志を尊重しろ」と言われながら伸び伸びと育ってきたつもりだったが、一人暮らしをして色々な都会というか今までより広い世界を見るにつれて疑問が湧いてきた辺りは良く分かる気がする。そこで行動へ移す力は僕にはないけどw
自分にはここまでの意志や厳しい親や周りの存在というものはなかったけれど、小さい頃から将来については諭されるように言われていた。んで、その将来を今も疑いなく進むものだと思ってはいるけれど、結局それは示されるままに進んでいるだけだよね、と言われたような気がしてしまった(;´Д`)
なんというか、地位や経験が人を作るとはよく言うけれども、そういう機会にエンカウントする為にテイルズ的に言うとダークボトルを使うか目的地までホーリィボトルを使うかの違いは大きいな、と改めて思った。できることから(倒せる敵から)少しずつエンカウントしてレベルを上げるようにしたい。
まだ二十代だから、という言い方が通じるのもあと3年弱か・・・そう考えるとこえーなwとりあえず今日はここまで。出張がフイになったのも何かの縁と考えて、明日は事務所でできることをもうちょっと考えて動いてみよう。若者向けの、良い本だった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2013年5月26日
読了日 : -
本棚登録日 : 2013年5月26日

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