子どもの心にとどく指導の技法

著者 :
  • 高文研 (1999年3月1日発売)
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 現代の子どもには、注意という直接的なメッセージはあまり通用しない。小さい内から耳にタコができるぐらい注意されて慣れっこになっているからである。
 「注意」とは、そもそも「言い聞かせる」ということでなくてはならない。「言い聞かせる」は「言う」と「聞かせる」からできているが、徹底しないのは、「言う」だけで「聞かせる」ことにはなっていないからである。
 ここでいう「聞く」とは、承知する、聞き入れることで、注意事項について聞き入れれば、心にしみて理解、納得し、実行しようとする。
 そこで、注意する場合、どうしたら子どもの心にしみるように「言い聞かせる」ことができるのか、その工夫が求められる。その工夫を怠ると、指導不成立に追い込まれる。

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カテゴリ: 教育
感想投稿日 : 2010年6月27日
本棚登録日 : 2010年6月19日

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