押切もえ作ということで、読んでみた。
スーパーでバイトしながら、だらだらとモデルになる夢を見ていた瞳。
体型の維持もできず、事務所をクビ直前で、悪徳プロデューサーに騙されそうになる事件で、クビ。
心を入れ替えて一読者モデルから始める...
ここからこんなに節制できるなら、もっと前からできていたような気もするが。
やっぱり一定の努力+運が必要ということだろう。
対照的に描かれる"リオ"が面白い。
若く、スカウトからトントン拍子で売れっ子新人になるが、控室での本人はそれほどのやる気を見せず、早くモデルを卒業して、女優になりたいと。それでも、瞳が売れてくると、週刊誌に中傷記事をリークしたり、ステージ前に怪我をさせる。性格的には酷く描かれているが、モデルとしての地位は高い。
普通の小説なら、性格の悪いライバルは自滅していくものだが、そこまでは描かれていない。ということは、押切もえの目からみると、実際にそういう人がいるということだろうか?
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
話題作
- 感想投稿日 : 2013年10月6日
- 読了日 : 2013年10月5日
- 本棚登録日 : 2013年10月6日
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