機巧少女は傷つかない 6 Facing “Crimson Red" (MF文庫J)

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  • メディアファクトリー (2011年7月22日発売)
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Facing "Crimson Red"
夜会は夏休み。でも、魔王が2人も登場する大波乱。
硝子からの命令で小紫を連れて、迷宮の魔王グリゼルダの内偵に向かう
雷真。グリゼルダは強く、市民にも信頼されているが、安物の自動人形イプシロン1体しかもたない貧乏貴族だった。
しかし、彼女の手から出る<アリアドネの糸>を見て、雷真は弟子入りをする。彼女は、雷真の魔力循環系を乱す苛めばかりを繰り返す。
また、小紫には剣術の基本を教えつつ、自分は八重霞を勉強する。
並行して、2年前に、雷真が硝子から夜々を借り受ける時の回想。
夜々は雷真を信用せず、硝子の命令で仕方なく仕える。雷真は夜々と対決、罠で時間を稼ぎ、魔力切れを狙うが、夜々をかばって崖から落ちる。
その結果、夜々は雷真を慕うようになる。

グリゼルダを狙うのは3期前の焼却の魔王ライコネン。イプシロンを殺されてもグリゼルダは我慢するが、雷真は仇討ちに出る。小紫の幻影で惑わしながら糸で不定形の自動人形フリスヴェルグを釣り上げる。糸の制御にグリゼルダも協力し、ライコネンに一撃を与える。本来倫敦にいるはずのライコネンの偽物として魔術師協会へ報告したため、ライコネンは引き下がる。
グリゼルダは<アリアドネの糸>の秘密を協会と学院に半分ずつ渡し、教授としての居場所を得る。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ラノベ
感想投稿日 : 2013年8月7日
読了日 : 2013年8月1日
本棚登録日 : 2013年8月7日

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