1~5巻まで読了。
合間合間に小出しで語られる、鴨志田さんのアルコール中毒の描写が。
西原さんはよく最期まで看取ったなと思う。
アルコールでこれでもかというほど身体を壊したあとの癌闘病は、きっと元々健康だったひとのそれよりずっと厳しくて、死が迫ってやっとアルコールを断てたのだとしたら、依存というものがそれだけ絶ちきることが難しいものなんだろうな、と。
戦場カメラマンの鴨志田さんはその緊張やストレスからアルコール依存になった、とどこかで読みましたが、もともと戦場を目指す心理?環境?みたいなものの影響も少なからずあったのかもしれません。
子どもや家庭での安らぎを犠牲にしてまで飲み続けずにいられなかったという時点で、断酒は愛や気合いでできることではないと本人も周囲も(いや本人よりも周囲が、か)気づかなければいけないのですね。
…この作品、主題はアルコール依存ではないのだけれど、私はそっちのほうが気になってしまいました。
西原さんみたいなお母さんいいなぁ。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
まんが
- 感想投稿日 : 2013年6月16日
- 読了日 : 2013年6月16日
- 本棚登録日 : 2013年6月16日
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