不透明な時代を見抜く「統計思考力」

著者 :
  • 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版 (2013年11月1日発売)
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【内容】
現在は様々な情報を簡単に得ることができる時代である。但し、ニュース等のメディアが発信する情報にも何らかの解釈や意図が含まれている。本当に、自身で考え判断するためにはデータに基づく統計思考力が必要である。
まずは、データを見ることの重要性、次に、データを分析する場合の基礎的な用語の説明、最後にデータを使って未来を予測するには。

【得たもの?やってみること】
統計思考力のポイント
・元のデータを見る
・解釈の入ってないデータを参照する
・自身の仮説に反するデータも収集して、正しい判断をする
・統計思考力の最大の敵は過信(自分は知っていると思うこと)
※過信というのはうなずける、データ分析に限らず、思い込みの排除が必要。

べき分布ついて
べき分布というものがあり、これは、平均や標準偏差を持っていない場合があるということを初めて知った。
但し、正規分布とべき分布の判断は専門家でも難しい。
※平均を計算できないということではなく、平均が計算できてもその平均に値が収束していかない現象

相関について
統計でいう相関というのは直線的な関係があることを指す、グラフをみて明らかに関連するデータでも直線的でないと相関とはならない。
知らなかった。
相関の説明のR二乗でしめされるのはその相関関係が実績値をどれだけ(百分率)説明できるかの値

【感想】
うーん。しっかり読むと面白いのかもしれないが、考え方の説明をひたすら実例を使って説明していて、拾い読みで内容を把握するのは難しかった。
その中でも、べき分布に平均や標準偏差がないという考え方をしったのは興味深かった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ビジネス
感想投稿日 : 2015年11月23日
読了日 : 2011年5月30日
本棚登録日 : 2015年11月23日

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