S.W.A.T コレクターズ・エディション [DVD]

監督 : クラーク・ジョンソン 
出演 : サミュエル・L.ジャクソン  コリン・ファレル  ミシェル・ロドリゲス  LL・クール・J  オリヴィエ・マルティネス 
  • ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
3.07
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本棚登録 : 433
感想 : 62
2

[鑑賞日:レンタルDVDにて2009年8月26日]

S.W.A.T.
2003年 アメリカ
日本公開日:2003年9月27日
監督:Clark Johnson
出演:Colin Farrell、Samuel L. Jackson、Michelle Rodriguez、LL Cool J、Brian Van Holt、Jeremy Renner、Josh Charles、Olivier Martinez...他
[英語]

■あらすじ
任務中、SWAT隊のストリートとその相棒ギャンブルは命令に背いて、人質救出に向かった。ギャンブルはSWATを辞め、ストリートは武器保管室に移動。半年後、ホンドー巡査にストリートはSWAT隊に戻される。国際指名手配されていた麻薬王アレックスが偶然にも逮捕され、囲まれた報道カメラに「自分を逃がしてくれた奴に1億ドル払う」と宣言。報酬目当ての人間が街中に現れ、護送を任されたSWATたちに危険が迫る。ストリートと同じチームのT・Jはアレックスの誘惑に負けてしまい、彼の逃走をギャンブルと共に手引きする…。

■感想
昨年だったかWOWOWで一度途中から観て、映画の内容自体はどうも好きにはなれなかったが、この時ギャンブル役の俳優さんをみそめてしまったのだった。でもこの時は前半しか出ていない脇役だと思っていた。(ギャンブルは前半、SWAT隊を辞めるまでしか出ていないと思っていた。ところが同一人物だと思っていなかったのか、後半、敵に回って出ていたのに、DVDを見直して驚いた。)

ギャンブル役が誰なのかを知ったのは、WOWOWで『28週後…』を観た時。ドイル役の格好良さに惚れてしまったのだった。彼がそのギャンブルを演じたジェレミー・レナーだった。

……で、WOWOWでもう一度この『S.W.A.T.』が放送されるのを待っていたが、いつになっても放送されず。とうとうレンタルで借りてきてしまった。

先にも言ったように、私はギャンブル(ジェレミー・レナー)がSWATを辞めるまでしか出てないと思っていたが、後半はストリート(コリン・ファレル)の敵役になってしまっていることに少々悲しくなってしまった。まあ、どちらにしても後半にもギャンブルが出ていたのだから良しとしよう(どんなけ、ミーハーなんだ、私?)。

実際、映画の内容は正直退屈だ。中盤は中弛みが酷く、眠気さえ押さえ切れなくなってくる。ちょっとこの映画の批評を読んでみたが、だいたい命令を破って独断で動くSWATなんて有り得ないようだ。まあ、そのためにギャンブルが辞める(クビ)はめになってしまうわけだが、現実的ではないってことを念頭に入れておいたほうがいいようだ。

この映画のテーマは、「正しければ」か?「命令厳守」か?ってことのように見えるが、いまいち、曖昧な気がする。正しいことだと信じて発砲したギャンブルは、命令違反と見なされSWATをクビ。「正しいことは正しいことなんだ」で、命令違反などなんのその、結果オーライで済まされたホンドー(サミュエル・L. ジャクソン)。ストリートはその場その場に甘んじて流されて、一番意志の弱さを露見させた感じ。お前、それでいいのか?と違った意味の判断力の良さに呆れてしまう。一番悪いのは自分の立場しか考えないフーラーだけどね。お前がこの騒動を起こした元凶だろう? クビにするべきだよ。

それと、驚いたのは、報酬金目当ての奴らのアレックス救出作戦の計画立てるのが早っ! あれだけの規模と人数をいつどこでどうやってまとめたのか? 武器もどうやって揃えたの? みんなマフィア絡み?

それとコリン・ファレルが、ぱっとしない。抑えた演技と言ってしまえば聞こえは良いが。アクション映画なのに、気だるい感じがする。それはこの後の主演映画『マイアミ・ヴァイス』と同じことが言える。風貌で損しているのかなあ?

本来なら繰り返して観るに値しない作品だが、好きな俳優さんが出ているので、癒しのためにこれからも観るだろうね。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 洋画
感想投稿日 : 2010年7月7日
読了日 : 2009年8月26日
本棚登録日 : 2009年8月28日

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