心はどのように遺伝するか―双生児が語る新しい遺伝観 (ブルーバックス)

著者 :
  • 講談社 (2000年10月20日発売)
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心は遺伝するか。
本書はYESと答える。

一卵性双生児などの統計的な検査が根拠だ。
資質が共通していることが非常に多いという。

ただし、運命決定論ではない。
遺伝がすべてではない。

たとえば、親の資質がそのまま子どもに遺伝するわけではない。なぜなら遺伝するのは遺伝子であり、それ自体ではなく、その組み合わせが意味をもつものであるからだ。

ここからたとえば、「適性が違えばそれにあった教育環境は違う」などの知見に結びつく。

人は一人ひとり違うのだから、その人自身をしっかり見つめなければならないという、いってみれば当たり前のことを再確認。

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感想投稿日 : 2009年11月25日
読了日 : 2009年11月25日
本棚登録日 : 2009年11月25日

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