ヤンがテロに斃れ、宇宙のほぼ全域がラインハルトのもとに統一され、平和が訪れようとした矢先、地球教の陰謀はあったにせよ、もともとロイエンタール元帥の中に巣くっていた野心によって、叛乱が発生します。旧友ミッターマイヤー元帥によって、斃され乱は終結する、というのがこの巻の大きな流れです。
いよいよ次巻は最終巻。銀河の歴史はここに大詰めを迎えます。
それにしても印象的なフレーズがテンコ盛りで、いろいろ不自然な点はあるものの、物語をずんずんと展開させていく作者。一時代を築いただけのことはありますな。
星雲賞
辺境にて◆夏の終わりのバラ◆鳴動◆発芽◆ウルヴァシー事件◆叛逆は英雄の特権◆剣に生き…◆剣に斃れ◆終わりなき鎮魂歌
著者:田中芳樹(1952-)
解説:永瀬唯(1952-)
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
日本文学
- 感想投稿日 : 2013年11月23日
- 読了日 : 2009年4月26日
- 本棚登録日 : 2011年12月9日
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