初読みの作家さん。
TVで見かけた「ちい散歩」かと思うと全然違う。大正生まれの頑固一徹な爺さんが、強烈な個性を発揮する物語。元大工で、妻との結婚を反対され、二人で東京に出てきて、程々に成功する。二人合わせて180歳に近くなるのに、息子3人はどうしようもない体たらく。妻もボケが始まって来るが、爺さんは大変元気で、別宅に助平な物品を大量に持ち、珍しい建物や喫茶店、レストランで店員の女性との話しを好むという性格。
散歩よりも、どこにでもある家庭の問題がメインのよう。「これぞ、現代のスーパーシニア小説」と帯に謳っているが、自分の将来の理想か、と言われると・・・?
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2024年2月4日
- 読了日 : 2024年2月4日
- 本棚登録日 : 2024年2月4日
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