恐ろしい漫画家だ、高橋しんは。
こんなにわかりにくいマンガを世に出せるなんて。しかも連載したのが少年誌って。
いくらなんでも子どもの可能性を信じすぎ、だと思う…。
「10話程度の小さなお話」なんてとんでもない。
小テーマが多すぎるよ。しかもそれぞれが強すぎるよ。中ボスが強すぎてラスボスまでたどり着けないよ。
まるで、というか、まさに、というか、そう、世界そのものを描いてるよう。
エリオットと同じ心境だよ。こんなに複雑な世界、ある程度で思考停止したくもなるよ。
それでも考えろ、と言うのだ。高橋しんは。
いやー、それにしても。
イコロが眠ってるあいだに顔いじって、笑顔っぽく見える写真撮りたい。
そんで焼き増しして国中にバラ撒きたい。
最終的に恥ずかしがらせて、また泣かせたい。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
漫画
- 感想投稿日 : 2010年7月20日
- 読了日 : 2010年7月20日
- 本棚登録日 : 2010年5月23日
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