現状の自分にとって、すごく価値のある本でした。
良かったエピソード
・学校教育の意義
・結果とプロセスどっちが大事?
・半径2メートル以内VS半径2メートル以上先
・思考停止の呪文
・はじめからベストを見つけようと思うな
個人的に学校的価値観の呪いをぬぐい去ってくれたのは、社会人になってからの読書でした。
いろいろ影響を受けた作家さんはいますが、一番は森博嗣さん。
今まで小中高と教えられた価値観は正に呪いだったんだなぁと感じさせてもらえました。
そのおかげか、今では立派なアウトローな人生。
世間一般の価値観よりも、自分が感じる違和感を重視すればするほど、世間の価値観とは遠ざかりました。
それにしても、半径2メートル以上先を重視する人生って楽しそう。こんな考え方もあるんだなぁと。
今からでもそうなってやろうと思いました。
下記は良かった部分の引用(個人的メモ)。
“つまんない状態はずっと前からだけど、学校の成績が良かったり会社の業績や給料もいいと、自分の中の疑問に向き合わずに済んでしまうってことですね。”
“ズルをしない、楽をしない、リスクを取ってチャレンジを続け、誠実に戦ってきたか、みたいなことなんだけど、市場ってちゃんとそういうプロセスを評価するんですよね
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少なくとも僕は、誠実な敗者には誠実に対応します。だけどプロセスを大事にせずズルをしていると、負けた時に誰も味方になってくれない。総すかんになっちゃうんです。”
“似ているのは、どちらも自分基準で生きていて、他社の評価に依存してないところかな。既製品の「いい人生」を追い求めてるわけじゃなくて、とても自己満足的に、「他社がどう言おうと自分はこうだから幸せです」という感じ。”
“大きな船に乗っている人の多くは、まさにその何十年か後にいい人生だったと思えるかどうかを現時点で考えて、船に乗ってるんです。今の船の中はたいして楽しくないけど、ずっとここにいれば、80歳の時にはきっと「いい人生だった」と思えるはずだと、そう信じてるんです。「そんなところにいたら、老後に大変だぞ」とか言うんですよ。”
- 感想投稿日 : 2016年6月6日
- 読了日 : 2016年6月6日
- 本棚登録日 : 2016年6月6日
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