紅茶の本を探していたが、図書館で同じ場所に置かれていたため借りてみた。
京都のお茶屋、しかも老舗である一保堂茶舗。そこに嫁入りした夫人の日本茶に関するエッセイ。
お茶の知識も少なく、結婚を機に東京から京都へIターンした夫人。新しい環境で家業の勉強、育児など苦労も多かったと察せられるけど、この人のエッセイに「辛かった」とは書かれていない。
それだけでもう「粋」とか「心配り」といったものを感じる。
緑茶と紅茶の違い、緑茶の違い(ランクの低いのを柳と呼ぶのを初めて知った)、緑茶の歴史(玉露の歴史が抹茶と比べると意外と浅いとか)など、日本の文化であるお茶の事もあまり知らないんだなぁと改めて思う。
この本を読んでトライしたこと
・緑茶をパックでなく、茶漉しでいれた
→急須がないのでティーポットで代用したけど、ティーバックの偉大さを痛感した。
子供の頃、祖母は茶殻を使って畳の掃き掃除をしていたけど、茶殻の水分が残ったままだと、ただの濡れ落ち葉となり、余計に手間となる。どうやって使ってたのだろう…。
・賞味期限切れの煎茶からほうじ茶を作る
→緑茶を煎るとほうじ茶になるのは知ってたけど、実際にフライパンでやってみると、さじ加減が難しかった。煎茶をザッと出したのが駄目だったのか、葉が茶色になる前に、粉状の葉が先に焦げてしまった。香りは申し分なしだったけど。
抹茶は苦手だし、茶道の心得もさっぱり。
京都は修学旅行で行ったきり。
だけど、1人1人お茶を美味しく楽しんで飲んでいただければ嬉しいと言ってくれると心が楽になる。
- 感想投稿日 : 2018年12月1日
- 読了日 : 2018年12月1日
- 本棚登録日 : 2018年12月1日
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