日中韓の歴史認識を、インタビュー、外交記録、メディア記事をたどりながら、淡々とつづる。著者自身の考えを知りたくもなるが、それはこの本の趣旨ではない。
歴史認識を巡る議論とは、相手を忖度しながら繊細に積み上げてきたことが、改めて理解できた。
分かりやすく賛否を分ける二分論や自国のみに目を向ける単純な愛国心が如何に危険なものか。
日々のメディアを追っているだけでは見えてこない大切なことことがわかる。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2015年8月28日
- 読了日 : 2015年8月28日
- 本棚登録日 : 2015年8月28日
みんなの感想をみる