著者は、記憶、特に記憶のエラー「過誤記憶」の専門家。
記憶の仕組みは、最新の科学でも謎が多い、驚異的なものである一方、実は移ろいやすく、簡単に上書きされるものだという。
自分という存在は過去の記憶・経験からできているものではあるが、その寄って立つものも結構曖昧なものなのだ。
それにしても、この邦題はいけない。原書の直訳は「記憶の幻想」だが、こちらの方がはるかによい。
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- 感想投稿日 : 2017年6月24日
- 読了日 : 2017年6月24日
- 本棚登録日 : 2017年6月24日
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