気象変動に対する様々なアイデアや新技術の報道は多いが、どのくらいの効果があって、成し遂げるためにどれだけの困難があるのか、そこまで考えたことはなかった。
本書では、なぜ排出ゼロを目指すのかから始まり、発電、製造、農業、移動、暖房などのカテゴリーで何が取り組まれてて、何が必要なのかを技術的な観点も含めて解説してくれたことで理解できたことが多い。
2050年に・・・というキャッチフレーズも実は絶望的な位に困難であることがわかるが、一方でゲイツ氏の楽観的な見方や我々に行動を促すポジティブな姿勢に励まされる気がする。
感染症対策も問題提起はされていたが、十分な対策をとらなかったことで、今回の惨劇を招いてしまった。気象変動もこのままでは二の舞になる、という警告はとても心に響いた。
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- 感想投稿日 : 2021年12月10日
- 読了日 : 2021年12月10日
- 本棚登録日 : 2021年12月10日
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