前著に比べて予習の方法や話し合いの方法の例が豊かで学生がイメージしやすい。LTDは予習を前提としており,授業中もグループへの貢献しなければ成立しないので個人の責任が強く問われる。そのため,授業実施者は「個人の責任を果たし,仲間との話し合い(説明,教授,議論,等)によってブロードキャスト(1対不特定多数)で行われる授業よりも格段に学習の効果が上がること」を実感させる必要がある。それができなければ学生達は慣れ親しんだ学習方法へ戻っていく。アクティブラーニングの必要性が叫ばれている今,形だけの真似では無く授業方法の本質を理解した上での実践が必要である。LTについては本書がそれを可能にしてくれるだろう。
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カテゴリ:
教育方法
- 感想投稿日 : 2014年10月13日
- 読了日 : 2014年10月13日
- 本棚登録日 : 2014年10月13日
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