俺の彼女は趣味や仕事に干渉してこない
帰りが遅くなっても聞かない 細かいこと
あなたの隣にいるのは
私だけれど私じゃない
女はつらいよ 面倒と思われたくない
俺の彼女は済んだ話を蒸し返したりしない
クールな俺は敢えて聞かない 余計なこと
あなたの好みの強い女
演じるうちにタフになったけど
いつまで続くの? 狐と狸の化かし合い
宇多田ヒカルのこのアルバム、元々発売日前から買うつもりだったけど(とと姉ちゃんにもハマってたし)、特典とかないから延び延びになってた。ブクログで音楽系で最近唯一チェックしてる方が登録されてたのを見て、うぉーっと思い慌てて購入。
買った後にKOHHが参加してることを知ってめちゃくちゃびっくりした。
元々、宇多田ヒカルについては好きでも嫌いでもなく、守備範囲外・担当部署違いで、アルバムをちゃんと聴くのは初めて。Automaticの頃の印象しかなく「化け物みたいな子」としか思ってない。
しかし、紀里谷には悪い印象しかなくて、それは実写版キャシャーンがとにかくダサかったせい。
案の定離婚したり、お母さんが亡くなったりして、今度のアルバムは絶対に良いはず!!と思ってた。
が、あまりに期待値を上げすぎてたせいか、そこまででもなかった。
『花束を君に』は別格として、『俺の彼女』が突出してよい。あとは『ともだち』と、これまたシングル『真夏の通り雨』。その4曲ぐらいかなー、あとの曲は正直どうでもいいかも……KOHHの曲はかなり期待してたんだけど、なんかイマイチ。
シングル曲は良いんですよ、宇多田はやっぱりやればできる子なんですよ。だからもうちょいがんばれよ、って。
僕が曲を何で評価してるかというと、ほぼ歌詞それだけで、あとは音数が少ないものがよい。宇多田は谷崎の『文章読本』をかつて読んでたらしいけど、隙間がある方がいい。
あとは、音(宇多田の場合は声。表現)と歌詞内容のマッチング。漫画で言う絵とストーリーの関係性に近い。
『俺の彼女』はわりとそのままだけど、『ともだち』は声の軽みがよい。
このアルバムのどの曲が好きかで、だいたいその人の趣味がわかるかも。宇多田性格診断。
- 感想投稿日 : 2016年11月15日
- 読了日 : 2016年11月15日
- 本棚登録日 : 2016年11月11日
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