私塾のすすめ ─ここから創造が生まれる (ちくま新書 723)

  • 筑摩書房 (2008年5月8日発売)
3.58
  • (46)
  • (81)
  • (147)
  • (8)
  • (1)
本棚登録 : 615
感想 : 92
4

・ロールモデルの消費

・「空気」をつくるのがリーダーの役目
一つ一つの細かいことよりも、「どこに向かっていく集団なのか」というポジティブな空気をつくることが大事で、それは大人が真剣にかかわらないとできない。

リーダーとは、役職以上に、「ポジティブな空気をつくることのできる人」だと言えますね。リーダー的存在がそのポジティブな雰囲気を体現していると、入ってくる人はみんな、その空気にそまる。

・祝祭的な学び体験を重視する

・万単位の人からの喝采体験

・「寒中水泳」ではもぐってしまったほうが楽

・二年も三年もテーマを限定して勉強をしているなら、日本で一番くわしくならないとおかしいと思っていました。

・「組織に与えているもの」と「組織から与えられているもの」
二十代というのは未熟な時代なので、組織に属したら組織から得るもののほうがたいていは多い。特に大組織に勤めた人の場合は、大組織は社会そのものだから、未熟な二十代は、学ぶことのほうが多い。「自分が組織から与えられるもの」と「自分が組織に対して与えているもの」の天秤が傾いたとき(「与えているもの」のほうが重くなったとき)に辞める、というのが、僕のロジックなんです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 教養
感想投稿日 : 2010年2月28日
読了日 : 2010年2月28日
本棚登録日 : 2010年2月28日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする