おこぼれ姫と円卓の騎士 皇帝の誕生 (ビーズログ文庫)

著者 :
  • エンターブレイン (2013年9月14日発売)
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本棚登録 : 217
感想 : 25
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キルフ国での話の続き。行方不明だったアルトール皇子が劇的な現れ方をするが、「神殺しの魔法陣」を駆使してレティーツィアを拘束してしまう。どうもアルトール皇子の中に別の者がいるのだ。今回は、レティーツィアのわずかな言葉でその真意と、置かれた状況を読みとり、デュークが的確な行動を取っていく。理想的な君子の関係になって来たのか。しかし、二人の関係はこのままでは済みそうもない空気も出てきた。君子と私人との思いの中で、これから悩んでいくのかもしれない。それはキルフ王国のアナスタシア皇女も同じである。孤独な彼女は、レティという友を得たが、皇族という立場で悩んでいくことだろう。両者とも先行きは山あり谷ありだろうが、必ずややってくれると思わざるを得ない。つまり、応援してるんですよ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 王国ファンタジー
感想投稿日 : 2022年1月2日
読了日 : 2022年1月2日
本棚登録日 : 2022年1月2日

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