シャノンの情報理論入門 (ブルーバックス)

著者 :
  • 講談社 (2012年12月21日発売)
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本棚登録 : 437
感想 : 37
5

「価値ある情報を高速に、正確に送りたい」

以前かじった情報理論のおさらい、あるいは知識のリフレッシュとして読んだ。

改めて、シャノンはすごいと思った。
相互情報量、情報源符号化定理、通信路符号化定理、標本化定理って、ホントよくできている。
研究に対するポリシー(「価値ある情報を高速に、正確に送りたい」)が明確で、その研究の中でぶれることなく首尾一貫している。本書もそのポリシーとそれに対する回答についてやさしく解説されていた。

なお、第5章 5-3標本化定理のあたりがちょっと駆け足な感じ。フーリエ変換のあたり、もっと説明が必要。その分、第6章の昔のコンピュータの話は要らなかったのではと思う。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 科学技術
感想投稿日 : 2013年1月17日
読了日 : 2013年1月17日
本棚登録日 : 2013年1月14日

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