反戦映画って山ほどあるが、傲慢で勝手と思われる兵士の内面をここまで繊細に捉えた作品はないと思う。ジェームズにとって爆弾処理とは如何なるものなのか。仕事だと割り切っているように見えるが、実は本国で子供が待っていたり、今まで解体した爆弾の部品を集めていたり、ジェームズの本心はなかなか捉えにくい。ジェームズ自信も自分のことをわからないと言っている。彼と一緒に爆弾を処理する2人の内面も細やかに描かれているので、比較しながら見ると考えさせられることがいっぱいある。一方で、女性が撮ったとは思えない大胆な爆破シーンもあるので、ストーリーに抑揚はないが見応えはあるのではないかと思う。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
洋画
- 感想投稿日 : 2012年3月16日
- 読了日 : 2012年3月16日
- 本棚登録日 : 2012年3月16日
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