サイバー・クライム

  • 講談社 (2011年10月13日発売)
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本棚登録 : 257
感想 : 30
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サーバー空間を現在進行形で進む犯罪と、それを追い続けたアメリカの天才的なハッカーとイギリス捜査官のドキュメンタリー。インターネットによる犯罪だけに、法整備が進んでいないだけでなく、国境を越えているため、単一の警察業務を超えてしまう。それだけでなく、国によってはハッカーを含む犯罪組織と国家との癒着問題を指摘しています。サイバー犯罪って、ロシアと中国が中核なんですね(次いで米国)。知らなかった。元々、その運営がグレーなインターネット賭博システムに向かって、DDoS攻撃を脅してお金をふんだくるモデル、山道の通行料でふんだくる日本の山賊か、お祭りのテキヤみたいだな。時代がインターネットになっても人間のやることは変わらないということか。知っているようで意外と知らないサイバーセキュリティの世界をストーリー調ーーよりは少し解説が多いがーーで示すノンフィクションです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: セキュリティ
感想投稿日 : 2015年3月6日
読了日 : 2015年3月6日
本棚登録日 : 2015年3月6日

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