世界・日本のIT企業がどのように「プラットフォーム化」に注力しているか、その狙いが延べられている。mixi凋落の理由分析が今まで一番しっくりきた。→「つぶやきによる更新頻度の高いストリーム、日記という更新頻度は低いがじっくりと読まれるストリーム、コミュニティというみんなでワイワイとたのしむストリーム。この性質のまったく異なる三つの情報の流れをうまく統合することができなかったのです。」,,,以下、ハイライト部分,・プラットフォームを運営するIT企業もまた、一人ひとりの社員であり人間であるという前提があります。そう、プラットフォームを運営する運営者は人間なのです。彼ら運営者が方向性を決め、ビジネスモデルを考えるのです。,・そのことがらやジャンルを表すのにまっさきに思い出されることを「純粋想起」と呼びますが、このバンドエイド戦略はまさに「純粋想起」のポジションをねらうことを目的としています。,・大事なのは、企業(B)向けと顧客(C)向けの施策の両方をバランスよくこなすことです。,・これはスマートフォンの端末からOS、さらにネットワークや決済の機能まで、すべてをプラットフォーム側が引き受けるというモデルです。,・まだ市場がないところへ新しいプラットフォームを提供するときには、とにかく参加する敷居を徹底的に下げなくてはいけない。その場所からスタートしたのが「iモード」だったのです。,・つぶやきによる更新頻度の高いストリーム、日記という更新頻度は低いがじっくりと読まれるストリーム、コミュニティというみんなでワイワイとたのしむストリーム。この性質のまったく異なる三つの情報の流れをうまく統合することができなかったのです。,・重要なのは、プラットフォーム運営者が意図する方向へ導く、サービスの動線をうまく設計していくことです。新しく入ってきたユーザーにまず何をしてほしいのか、またどんなラダーをのぼってほしいのか、ミクシィの足あとやバッジのような優れた仕組みをこれからのプラットフォームにうまく活かすことができないのか。今回お伝えしたかったのはこういうことです。,・心理学者マズローの「段階欲求説」です。マズローは、人間が「生理・安全」などの生存の欲求を満たし、さらに周囲への「帰属・承認」を満たすと、その最後に理想の自分を目指す「自己実現」を求めるようになると論じました。
- 感想投稿日 : 2018年10月7日
- 読了日 : 2017年10月7日
- 本棚登録日 : 2018年10月7日
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